源氏物語ノート
源氏物語を読んで、感じたことごとを、ここに記します。
2012年11月3日土曜日
雲隠:本文のない帖
光源氏の出家を描いた幻と、匂宮の帖の間に、古来、雲隠、という名前の帖が置かれる。
しかし、この帖には本文がない。表紙に題名だけが書かれた帖になっている。
作者自身が置いたとも、藤原定家のような後世の人間が置いたとも言われる。
そこでは、光源氏の死が描かれていることが想定される。しかし本文はない。作者といえども、スーパースター、光源氏の死を描くことは出来なかった、とも言える。
誰が考えたにしろ、気の効いた演出だ。
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