2012年8月21日火曜日

若菜(上):40歳になった光源氏

光源氏は、この帖で40歳になった。

本人は、派手な祝いを控えようとするが、周りは放っておかず、六条院で盛大なお誕生日界が開かれる。

現在では、40歳といえばまだまだ若いイメージだが、当時は、すでに”年寄り”ということだったのだろうか、長寿を祝う、最勝王経、金剛般若経、寿命経などのお経が読まれたりする。

本人の光源氏は、気持ちではまだ若い、と思っている。かつての恋人、朧月夜と、昔をなつかしむ歌などを詠んだりしている。

(光源氏)沈みしも忘れぬ物を懲りずまに身も投げつべき宿の藤波

(朧月夜)身を投げんふちもまことの淵ならでかけじや更にこりずまの浪

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