この帖の最後の場面で、天皇の冷泉帝と、上皇の朱雀帝が、揃って光源氏の屋敷である六条院を訪れる場面がある。
最初、光源氏は、自分の席を天皇と上皇より下位に設置するが、冷泉帝は、その席を自分たちと同じ所に変更させる。
冷泉帝は、自分の父親である光源氏を、父親として、待遇したかったのだ。
その宴席で、古くからの友人でありライバルだった、内大臣は、光源氏の様子を見て、羨ましさも込めて、次の歌を詠む。
(内大臣)紫の雲にまがえる菊の花 にごりなき世の星かとぞみる
この歌は、藤原道長の有名な和歌を思い起こさせる。
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