2012年12月20日木曜日

総角:薫と大君の最後の時間

(薫)総角に長き契りを結びこめ おなじ所によりもあはなん

(大君)ぬきもあへずもろき涙の玉の緒に ながき契りをいかが結ばん

この二人のすれ違いの和歌で始まったこの帖は、実に長い。延々と、この二人のすれ違いが描かれず。

そして、最後には、病いの大君を訪ねた薫が、大君の最後を看取る。

その大君の最後は、実に丹念に、長々と描かれる。

それは、まるで、薫の大君への思いの複雑さを、そのまま表しているようだ。

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