2012年12月10日月曜日

椎本:頼りない薫

八宮は、亡くなる前から、薫に、自分が亡き後、二人の娘を保護するように、それとなくほのめかしていた。

八宮が亡くなり、薫の男としての力の見せ所だが、薫の性格からいって、強引に自分の屋敷に引き取ったりはできない。

どうしても、光源氏の強引さと、比べて、薫の頼りなさを感じてしまう。

薫の見方をすると、残された娘の一人、姉の大君が、薫より年上で、しかもしっかり者。薫が強引になれない状況がある、ともいえる。

神なき時代の、小さき人々による、人間悲喜劇が、引き続き展開されて行く。

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