宇治十帖で、主要な登場人物である薫と匂宮。いずれも光源氏に縁があり、イケメンで年齢も近い。二人の関係は、友情もあれば、恋のライバルでもある。
大君が死んでしまい、落ち込んでいる薫を、匂宮は、気の毒がって、心配りをし、薫も匂宮の配慮に、友情を感じる。
しかし、その一方で、薫は中君が次第に大君に似てきていることもあり、中君に淡い恋心を抱くようになり、匂宮はそれを警戒する。
今も昔も、若い男同士の関係は、こんなものだ。
(匂宮)祈る人の心にかよふ花なれや 色には出でず下に匂へる
(薫)見る人にかごと寄せける花の枝を 心してこそ折るべかりけれ
梅が香る季節に、薫が匂宮を訪れるこのシーンは、古来、多くの絵に描かれてきた。
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