長い間、離ればなれになっていた父と娘の再会となれば、お互い抱き合っての涙の再会か・・・と思いきや、内大臣と玉鬘の再会は、微妙な雰囲気の元に行われた。
内大臣の方は、感慨深げに、歌を詠んでいるが、娘の玉鬘の方は、ずっと合いたいと願ってはいたが、あまりの急展開もあり、恥ずかしさの方がまさり、上手く歌を返すことはできない。代わりに、光源氏が歌を返し、珍しい、内大臣と光源氏の歌のやり取りが行われる。
(内大臣)うらめしや沖つ玉藻をかづくまで 磯がくれける海士の心よ
(光源氏)よるべなみかかる渚にうつよせて 海士も尋ねぬ藻屑とぞみし
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