内大臣(頭中将)と、近江にゆかりのある女性との間に生まれた娘と思われるが、双六に夢中になったり、早口でまくしたてたりと、その姿は、まるで現代の普通の少女のよう。
しかし、その近江の君は、雅にデコレーションされたこの時代に会っては、鄙びており、笑いの対象になってしまう。
この物語の作者は、あくまでも、笑いの対象として、そして、内大臣の欠点を描く素材として、この近江の君を登場させたのかもしれないが、その存在は、笑いというものの本質、あるいは、貴族社会の本質をあぶり出す、そんな存在になっている。
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