この帖では、光源氏はほとんど登場しない。
主な登場人物は、夕霧、落葉、一条御息所、そして雲井雁。
光源氏が主人公でいる限りは、問題はすべて彼が解決する。光源氏が女性を思っていれば、彼が幸せにし、他人の問題も、彼がそれとなく解決する。
光源氏が表舞台から、後に引っ込んでしまったため、先の四人は、自分たちで問題を解決せざるを得なくなり、それが出来ずに、右往左往する。
しかし、その方が、物語としては面白い。読んでいる方は、”どうして夕霧は(あるいは落葉は)、あんなことをするのかしら・・・、このようにしないのかしら・・・”と、焼きもきしながら、読み進める。
0 件のコメント:
コメントを投稿