光源氏は、明石入道の願文をみつけたことをきっかけに、住吉神社への参詣を思い立つ。
果たして、この物語の中で、最も幸福だったのは誰だろうか?明らかに光源氏ではない、それは、この帖で本人が、自分の人生を悲観的に振り返っていることでもわかる。
光源氏に一番愛された、紫の上でもない。
どう見ても、一番幸福なのは、娘を天皇に嫁がせた明石の上、後の天皇を始めとした多くの皇子を生んだ明石女御、というより、明石一族だったように見える。
明石入道の住吉の神への願かけが、そうした幸福をもたらした。
この明石一族の存在は、この物語全体の解釈において、大きな位置を占めている。
0 件のコメント:
コメントを投稿