女三宮への思いを断ち切れない柏木は、ついに、馴染みの小侍従の手引きで、女三宮の元を訪れ、ついに思いを遂げる。
女三宮は、柏木に迫られ、抵抗することもできず、柏木に身を任せてしまう。
女三宮は、この物語の中では、朱雀院の娘ということもあり、典型的な世間知らずの、自己主張できないお嬢様の役割を忠実に演じている。
別れの朝、二人は歌を詠み交わす。
(柏木)おきて行く空も知られぬ明けぐれに いづくの露のかかる袖なり
(女三宮)あけぐれの空に憂き身は消えななん 夢なりけりと見てもやむべく
この一度の過ちは、この物語の流れを、大きく変えることになる。
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