源氏物語ノート
源氏物語を読んで、感じたことごとを、ここに記します。
2012年9月5日水曜日
若菜(下):昔話が多くなった光源氏
昔話が多くなると、年を取った証拠などと、よく言われる。この帖の光源氏はまさにそれだ。
紫の上を相手に、過去の自分の女性遍歴を語ったり、朧月夜が出家したと知り、朧月夜や朝顔との思い出を振り返ったりする。
この物語の冒頭の帖とは、明らかに全体の調子が変わっている。
こうした光源氏の、気持ちの変化は、決して彼だけのものではなく、この物語を綴っている人物が、実際に年を重ねて、そうした気分になってことと、関係があるのだろう。
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