2012年9月25日火曜日

鈴虫:女三宮に未練を感じる光源氏

柏木と不倫した女三宮を、光源氏は、当初、快くは思わなかったが、いざ、女三宮が出家してしまうと、逆に、その若々しい美しさに未練を感じる。

光源氏は、女三宮の六条院の住まいの近くに、庭を造らせ、そこに鈴虫、松虫などを放ち、秋の風情を演出する。

さすがに、女三宮も、秋の虫の声に、世俗の生活への未練を感じたようだ。

(女三宮)おほかたの秋をば憂しと知りにしを ふり捨てがたき鈴虫の声

(光源氏)心もて草のやどりをいとへども なほ鈴虫の声ぞふりせぬ

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