少女の帖では、二人の親の子供に対する想いが全体のストーリーの中核になっている。1つは、光源氏の夕霧に対する想い。もう一つは、頭の中将の雲井雁に対する想い。
光源氏は、元服した夕霧に、周囲の期待とは異なり、六位という低い官位を与え、さらに、学問をするように、と夕霧に家庭教師をつけ、猛勉強させる。
一方の頭の中将は、娘の雲井雁を天皇の后にしようと目論んでいるが、雲井雁が幼なじみの夕霧に淡い恋愛感情を抱いている事を知って激怒し、雲井雁を夕霧から引き離してしまう。
親の心、子知らず。子の心、親知らず。このテーマは、国が変わっても、時代が変わっても、誰の心にも受け入れられる、普遍的なテーマだ。
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