2012年3月4日日曜日

帚木:高コンテキスト社会の日本

光源氏と空蝉は、帚木という信濃の国につたわる伝説の木についての歌を交わす。

これは、両者がすでにこの木を歌った有名な歌を知っていたことを意味している。

歌を送る方は、元の歌の意味を良く理解していないと、その場にあった適切な歌を作れないし、送られた方でも、元の歌と、送られて歌の双方を正しく解釈しないと、気のきいた返歌を返すことができない。

日本は、この時代から、高コンテキスト社会であった。そこで語られることは、いわば、すでに決まったこと、演劇の台本を読むように、語られるのだ。

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