須磨で寂しく過ごす光源氏の前に、亡き桐壺帝の霊が現れて、光源氏の都への帰還が近いことを告げる。
桐壺帝の霊は、朱雀帝の前にも現れそれを促す。朱雀帝は、光源氏の帰郷を許し気持ちになるが、母の弘徽殿大后がそれを許さない。
しかし、都には嵐が吹き荒れ、朱雀帝は目の病いになり(世の中が見えていないということか?)、弘徽殿大后も病にかかり、ついに朱雀帝は、光源氏の帰京を許す。
人間の業を越えたものがこの世には存在し、人間はそうした声に耳を傾けなければならない。この時代の人間にとっては、それは当然のことだった。
現代の私たちは、つい最近になって、ようやくそのことに気がついた、あるいは思い出したようだ。
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